HF PlayerのリアルタイムDSD変換が素晴らしい
オンキヨー「HF Player」、リアルタイムDSD変換対応などのアップデートを本日実施 - Phile-web
iPhoneのハイレゾプレーヤーのデファクト・スタンダード、HF PlayerがアップデートでリアルタイムでのDSD変換に対応しました!!
(※iPhone 5S, iPhone 6, iPhone 6 Plusの64 bit機種のみ)
DSDは究極の高音質フォーマットです
柔らかく、弦楽器の響きが体に染みわたるような、アナログプレーヤーのような音がします。
ジャンルとしては、クラシックやジャズ、それにライブ音源と相性が良いです。
非常に高音質なのは嬉しいですが、DSD 5.6MHzだと5分の曲で500MB以上にもなります。
今回のHF Playerのアップデートで、圧縮音源(MP3やAAC)をDSDに変換しながら再生できるようになりました。
単純にDSDへ変換しただけではなく、圧縮音源でカットした音域も補完しています(たぶん)
1曲500MBを持ち歩かなくても、iTunesのAAC 256kbps 10MBからDSDが再生できちゃうわけです!!
HF Playerで変換したDSDの音質は、深みが増して低音がより響いてるように感じました。
宇多田ヒカル「桜流し」や、鷺巣詩郎の「SHIRO'S SONGBOOK」シリーズのような、落ち着いた曲・楽器が多すぎない曲が合っています。
supercell / EGOISTのハイレゾライブ音源「ブラック★ロックシューター」では、chellyさんの息がよく聞こえ、ライブ感をよりリアルに感じました。
インストバンドNabowaもライブ会場さながらです!
宇多田ヒカル - 桜流し(Short Ver.) - YouTube
反対に、楽器の多いエレクトロニカ・ロック・ポップスはDSDよりもアップサンプリングで192kHz/176.4kHzにしたほうがシャープで聞きやすかったです。
DSDだと楽器の音が前に出て、ボーカルが埋もれてしまいます。(supercell、ポルノグラフィティ)
浜崎あゆみ「Movin' on without you」はアップサンプリングのほうがノレました。
HF Playerはそこのところ、アップサンプリングもできるのでぬかりないですね。
supercell - My Dearest - YouTube
私個人がオススメしたいのは、今までPCM(FLAC/ALAC)/WAV)で配信されていたクラシック・ジャズの名盤をDSDリアルタイム変換しながら聞くことです。
Bill Evans「Waltz for Debby」、四月は君の嘘「君と僕の音楽帳」のFLAC 24bit/96kHzを、それぞれDSD変換しながら聞いたらピアノの滑らかさが段違いでした!
(阪田知樹さん、ソロSACD出してほしいなあ。)
第35回PTNA特級グランプリ阪田知樹 F.Liszt:Concerto for Piano and ...
流石にAudio GateでDSD 5.6MHzに変換した音源には負けるので、
本当にお気に入りの曲はあらかじめAudio Gate 2(無料)でDSD変換、
気軽にとっかえひっかえするにはHF PlayerのDSD変換が良いと思います。
以下、画面キャプチャです。
宇多田ヒカルの光を変換しながら聴き比べ
マスターがハーフインチのアナログテープです。
左:iTunes MatchのAAC 256kbpsをDSD 5.64MHzに変換
中:iTunes MatchのAAC 256kbpsをPCM 176.4kHzに変換
右:ハイレゾ版のFLAC 24bit/96kHzをDSD 5.64MHzに変換
リアルタイム変換はできませんがiPhone 4SでもDSDファイルを用意すれば聞けます。